2006年01月04日

箱根駅伝最終章 −天国と地獄−

亜細亜大学初優勝おめでとうございます。

法政大学、復路優勝の初タイトルおめでとうございます。

順天堂大学、復権の往路優勝おめでとうございます。



まずは何よりもこの3チームと、全選手、スタッフに敬意を表して。
今年もいいレースを本当にありがとうございました。

昨日言ったように、今日は書きたいこと全部書きます。
駒大の敗退、順大のブレーキ、亜大の大躍進、山学大の復活、日大の猛追、シード権争い。
色々ありますが、自分の予想と実際の順位を比較して、
それぞれのチームで「ここはこうだった」って書いてきます。
予想した5校に亜大順大山学大ってとこですかね。
あとはやっぱりシード権争いについても少し。
うし、長いぜ。かなり長いぜ。過去最長並みに長いぜ。
でも感想だけとか浅い内容にはしてないつもりですよ。
覚悟を決めてお願いします。



さぁ、とりあえず最初に俺は誰に謝ればいいんだ?



わだち予想:1位東海大、2位駒大、3位日体大、4位日大、5位中大
最終順位:1位亜大、2位山学大、3位日大、4位順大、5位駒大
     (6位東海大、8位中大、9位日体大)


あぁ、言い訳はしねぇよ。とことん外れたよ。
ってかこの順位予想できた人はすごいというよりおかしい。
実力とか考えないで好きな順に並べたとかそういう予想じゃなきゃ絶対これは当たらん 笑
にしても順番で考えても、

予想:東海大→駒大→日体大→日大→中大
実際:日大→駒大→東海大→中大→日体大


ボロボロだねぇ。
やっぱりブレーキが入ると一気に変わっちゃうからなぁ・・・
ブレーキはないって言ってた駒大が最後の最後にブレーキしちゃうし。
いやほんとに箱根駅伝の難しさを痛感しました。
同時に楽しみもね。



では順番に行きましょうか。



1位。亜細亜大学
正直全く予想せず、というか注目もしてないし選手も知らないっていうような状況。
ここを本気で優勝すると思ってた人は尊敬します。
監督でさえ「最高の出来で過去最高の3位に並べるか」って言ってたくらいだもん。
9区山下が区間賞獲るもエースは不在。
10区の岡田もすっごい硬そうな走りですぐにつかまるかと思ったんだけど・・・いやはや。

5区山登りと、復路全体でジワジワ追ってきてはいましたが、
9区10区の2人で勝っちゃったなぁっていうのが正直な感想です。
亜大が勝ったことがどれだけ本命不在の戦国駅伝だったかってことを如実に表してますね。
それにしても、お見事。その一言に尽きます。
もう一度、本当におめでとうございます。



2位。山梨学院大学
嬉しい。俺は嬉しい。そして猛烈に反省
今年は徹底的にモグスだけだと決めてかかってました。
森本、大越、片貝、向井、前岡ってみんな全日本やら予選会やらだめだったんだもん。
だからこんな記事も書いたわけだしねぇ・・・
いや、本当にごめんなさい。見事すぎる復活劇でした。

一番大きかったのは作戦の徹底でしたね。
モグスの後の3区4区、山の上り下りを挟んで、7区8区9区10区。
この6人は常に3分から3分5秒をキープ。
中々離されない、離れない、詰められない、詰まらない、いわゆる手堅い走りです。
すると後ろから追い上げてくる有力校に当然つかまってしまうわけですね。
しかしここで慌てなかった。
手堅く落ち着いて入ってるから後ろに着くことができる。
前に行かれても無理にペースはあげないで後ろからじっくり。
そうしていると、無理に上げてきた有力校の選手は終盤必ずペースダウンします。
そこで山学大は溜めていた力を使ってもう一度抜き返す。
有力校の選手は一度頑張って抜かした選手に抜き返されることで、
完全に気持ちも切れてしまい、最終的には山学大が前に行くというわけです。
これを本当に徹底してました。

昨日の段階でもシードは厳しいなどと言いながら見事な2位。
これは応援している身として本当に反省。
申し訳なかったです。



3位。日本大学
サイモンのブレーキ。それに尽きます。
最終的に2分と少しの差でしたかね。
普通に走ったサイモンとブレーキしたサイモンならどれだけ少なく見ても2分、
好調でしっかり走っていれば3分半から4分近く違います。
つまりそれがあればぶっちぎりで優勝してました。
一概には言えませんけどね。

ただこの猛追はお見事。
福井が3区でしっかり上げてきたし、
初めて下重、吉岡、武者の3人が揃っていい走りをしたレースを見れました。
この3人もサイモンがブレーキしたから気合が入った部分はあるかもしれませんし。
本当に難しいです。
日大も猛追を見ていて、「復路が不安」って言ってた自分が情けなくなりましたね。
本命に据えるべきでした。



4位。順天堂大学
天国と地獄を見た1チーム目です。
5区今井が本調子でないにも関わらず圧巻の走りで見事に往路優勝
お前それでほんとに去年2回も疲労骨折したのかよって話です。
6区7区でも快調すぎるほどに逃げて、
はっきり言って順大で8割がた決まったなと思うくらいでした。

しかし8区。キャプテン難波に脱水症状
これがあるから箱根はわからない。
突然訪れるからこそ恐いし、おもしろくもさせる。
正直止めると思いました。
脱水症状を起こしてふらついても、水を飲み込めればまだいいんです。
難波は最初受けつけなかったみたいでしたから。
残り5キロありましたし、意識もほとんどなさそうだったので、
止めた方がいいと思ったし、止めると思いましたね。

しかしさすがに3年時から2年連続キャプテンを務める男。
残り数百mで一瞬歩いて、膝も折れたんですが、
その後ふっと頭を振って本当に弱々しくですが走り出しました。
最後は目の焦点も合っていないような状態でしたがしっかりと襷をつなぎました。
驚異的なキャプテンシーだな、と。

往路復活優勝と、ブレーキしながらの4位。
久しぶりにさすが順大というレースでした。



5位。駒澤大学
天国と地獄を見た2チーム目
と言っても、復路は駒大の独壇場になるんだろうなぁと思ってました。
往路、藤山を1区で使ってしっかり入る手堅さ。
そこから絶対的なエース不在の中でもしっかり30秒差の2位。
しかも前は東海大でも日大でもなく順大。
元々復路で逆転して優勝というプランだっただろうし、
最後に糟谷を残しておける。
大八木さんかなりの自信があったと思います。

ところが蓋を開けてみると順大が逃げる逃げる。
駒大もブレーキはないし手堅く走ってはいるものの決め手に欠ける。
そんな中の8区。
ただでさえ計算が立っていた堺のところで順大・難波のブレーキ。
はい、ここで大八木さん優勝確信したはずです。
本来なら10区糟谷までに1分以内の差で行って、
何の無理もなく逆転、優勝と思っていたはずですから。
それが8区でトップ。確信したと思いますねぇ。

と思ったら9区で亜大・山下という伏兵にまさかの逆転を許す。
でもまだまだ余裕だったはず。
10区糟谷に約45秒差で襷渡し、プランどおりだったわけです。
事実糟谷は非常に貫禄ある走りで、すぐに30秒近く差を詰めます。
ここでまさかの誤算。糟谷に脱水症状
自分達に天国を見せてくれた順大と全く同じ形で地獄を見ようとは。
5連覇は生半可なもんじゃないってことでしょうか。

「藤山と糟谷にブレーキはない」
俺は本当に今回は何なんだろうな・・・



6位。東海大学
順位的にはダメでしたが、
「ブレーキが心配」と「復路で上がってくる」ってところだけは当たったかな。
東海大は色々な要素があるんですけれども・・・
まずはやはり5区伊達のブレーキ
3区で佐藤が区間新でしっかりと上げてきたわけだから本当にもったいない。
5区が最長区間になったということでエースを据えたんでしょうけども、
結果だけ見れば大人しく2区に置いておけばと思いました。
山には中井を使ってもよかったわけですからね。

ここでもう1つの要因。中井の欠場
9区にエントリーしていたってことは、
中井ほどの選手ならば当日の体調不良しか考えられない。
もし中井が9区で走れていれば。
一井を9区に回すことなく、復路をエース2人でまくってこれたわけです。
ところがエースからエースに変更したことで駒が1つ減ってしまった。
選手を揃えながらうまく使えなかったこと、
言ってしまえばやはり経験不足が響いたのかなとも思います。

とはいえ3区佐藤と9区一井の走りはさすがの一言。
中井の欠場があったとはいえ伊達がしっかり走っていれば充分優勝はあったと思います。



8位。中央大学
何が悪かったということはない。
基本的に全員がしっかり力は出したと思います。
復路の方が力が劣ることはわかりきってたわけですから。
だから自分も5位に予想しました。
そこに亜大と山学大という伏兵が絡んできて、復路優勝の法大に交わされる。
順位予想外しておいてなんですが、
ほんとに順当な走りというか、手堅くいつもどおりの強い走りをしたと思います。
ただ箱根に勝つために必要な、運などのプラスアルファが足りなかった。



9位。日本体育大学
ある意味ですごかった。
1区鷲見、力のあるかなり強いランナーなんだけど、博打に出過ぎましたね。
スタートダッシュとか目立ちたがり屋の小学生かと思いました。
博打に出てでも勝ちたいっていう考えは正しいと思いますが、
もし鷲見が手堅く走っていれば展開は変わったかもしれません。
まぁそれは別にしても2区で保科が貫禄の走り
保科はロードでいまいち強さを発揮しきれないところがあったんですが、
今回は完璧な走りだったと思います。

それが3区4区。一言です、無残
ひどい。ここをもう少し粘ってれば少なくとも5位前後には食い込んでた。
間違いなくね。
5区で北村もさすがの走りで追い上げるも、差が広がりすぎ。
復路はとにかくシード権を獲る戦いになるも、
最後にエース格熊本が全然乗れてない。
明らかに本調子じゃない、重い走りでした。
途中城西大に追いつかれてシードを失うかとも思いましたが、さすがは熊本。
そこは根性が違いました。

エース格はしっかり働いたと思います。
とにかく3区4区。もったいないレースでした。



シード権争い。
10位東洋大川島監督お見事。
11位城西大平塚監督残念。
わずか10秒差、1人1秒。ものすごい接戦でした。
共に実業団で凌ぎを削った両監督。
これからは箱根の舞台で名勝負を見せてもらいたいものです。
ちなみに城西大、今年のメンバーが来年9人残ります
どうなるかな。

そして早稲田大学。
いやぁーほんとにここは役者だわ。
去年22秒差でシード落ち。
今年は10区入ったところで9位
最終的に13位
役者だなぁ。





おーし以上!!書き切った感たっぷり。
あの、くだらないこと言うようですがね、
やっぱり箱根駅伝は最高に面白いです。
ぜひ、みんなに見てもらいたい。再認識しました。

では、長々とお付き合いありがとうございました。

次の箱根まで、364日。
わだちでした。
posted by わだち at 03:07| Comment(0) | TrackBack(2) | 陸上 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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